ベネズエラ産スペシャルティコーヒー豆、22年ぶりに日本市場に流通へ

Import Venezuelan Coffee

ベネズエラ・メリダ産のベネズエラ産スペシャルティコーヒー豆2030Kgが20年ぶりに日本に輸入されました。

日本のコーヒー愛好家にエキゾチックなスペシャルティコーヒー豆を楽しんでいただくための新たな選択肢の登場です。 2023年1月5日、ベネズエラ産スペシャルティコーヒーが羽田空港AZ792便で日本に初輸入されました。

ベネズエラ産コーヒーの日本への輸入は2001年以来(日本税関調べ)であり、今回のスペシャルティコーヒーの輸入は歴史的な出来事であると言えます。日本は高品質なコーヒーの需要が高く、スペシャルティコーヒーの市場が拡大していることから、コーヒー輸入業者の合同会社コーヒールンバとフェアトレード専門家であるカカオシェア(ラクパイ合同会社)など、ベネズエラの起業家にとって魅力的な輸出国となっています。

今回輸入される2030Kgのベネズエラ特産コーヒー豆は、ベネズエラ西部メリダのコーヒー科学研究所エルパラミト農園で、ベネズエラ人Qグレーダーであるダルベリス・リバス氏が監修し、最新のポストハーベスト処理を用いて生産されたものです。

22年ぶりに日本に輸入されたベネズエラのスペシャルティコーヒーは、ロスアンデス大学の専門家たちの協力の下、合同会社コーヒールンバが生産者に対して適正な賃金を支払い、持続可能な開発戦略としてスペシャルティコーヒーを育て続けるというビジョンを持って農園で収穫されたものです。

メリダ産コーヒー豆は優れた品質を持っており、このほど、AVPA(フランス農産物振興庁=The Agency for the Valorization of Agricultural Products)が主催する「第8回 Coffee Roasted at Origin AVPA-PARIS 2022 国際コンテスト」にて、栄誉あるグルメ賞を受賞しました。(https://en.avpa.fr/cafes およびhttps://en.avpa.fr/_files/ugd/58172f_6742d088d0844243bf7ecf5a0c14962d.pdf)

日本の消費者の多くは、ベネズエラのコーヒーにまだ馴染みがありません。しかし、実際に飲んだことのある人たちは、他のコーヒーとは異なる独特の風味を持っていると言います。日本ではスペシャルティコーヒー市場が拡大しており、世界中の高品質なコーヒーに対する需要が高まっています。それを受け、日本の消費者は新しい味やユニークな味を持つコーヒーを試すことにますます興味を持つようになっています。さらに、ベネズエラのコーヒーは、他のコーヒーとは一線を画すユニークな風味を持っていることです。こういった理由から、日本でベネズエラ産コーヒーが再び人気を集めることが期待されます。

ベネズエラ西部メリダのコーヒー科学研究所エルパラミト農園で生産されたコーヒー豆は、焙煎したカカオ豆を思わせる赤いベリーとナッツの風味を持ち、後味のバランスが良いクリーンカップが特徴です。2023年に日本で限定販売される予定となっています。